中古車の保証はいらない?判断基準
こんにちは。高級車ガイドラボ 運営者の「R.I」です。
当サイトでは、高級車の魅力や中古車選びのポイントを、初心者にもわかりやすく解説しています。
この記事では、購入前に知っておきたい注意点や判断基準を整理しながら紹介していきます。
中古車の保証はいらないのでは、と考える気持ちはかなり自然です。車両価格だけでも大きな買い物なのに、商談の最後で保証料や延長保証を追加されると、本当に必要なのか迷いますよね。
特に中古車の保証は不要、保証が意味ない、中古車の無保証リスク、中古車の現状渡し、中古車のメーカー保証継承、中古車の契約不適合責任、中古車のクーリングオフ、保証なしで買ってみた体験談などを調べているあなたは、できれば余計な出費を抑えつつ、購入後に後悔しない選び方を知りたいはずです。
この記事では、中古車保証を外してもよいケースと、外すと危ないケースを分けて解説します。保証料が高すぎると感じたときの考え方、保証なし購入の修理費リスク、メーカー保証継承や第三者保証の使い分けまで整理するので、購入前の判断がかなりしやすくなるかなと思います。
- 中古車保証が本当に必要か判断する基準
- 保証なしや現状渡しで起こりやすいリスク
- メーカー保証継承や第三者保証の考え方
- 高額保証を断るときの注意点
中古車の保証はいらないのか
まずは、中古車の保証がいらないと言われる背景から整理していきます。保証そのものが悪いわけではありませんが、内容が薄い保証や相場より高すぎる保証を選ぶと、費用対効果が悪くなることがあります。
一方で、保証を完全に外すと、故障時の負担は基本的に自分で背負うことになります。ここでは、保証不要論の理由、意味がないと感じるケース、保証なしで買うリスク、法律上の注意点まで順番に見ていきましょう。
保証不要と考える主な理由
中古車の保証はいらないと考える人が多い理由は、単純に「保証料がもったいない」と感じるからです。中古車を選ぶ人の多くは、新車より安く買いたい、総額を抑えたい、できればローン負担も軽くしたいという目的があります。そこへ数万円から十数万円、場合によってはそれ以上の保証料を提示されると、正直きついですよね。
特に車両本体価格が安い中古車ほど、保証料の重さが目立ちます。たとえば、50万円前後の中古車に10万円以上の保証を付けるとなると、車両価格に対する割合がかなり高くなります。これなら保証を付けずに、そのお金を修理予備費として残した方がよいのでは、と考えるのは自然です。
もうひとつ大きいのが、保証内容への不信感です。中古車保証といっても、すべての故障が無料で直るわけではありません。対象部品、保証期間、走行距離、修理上限額、免責金額、指定工場の有無など、細かい条件が決められています。ここを理解しないまま加入すると、いざ壊れたときに「そこは対象外です」と言われてしまうことがあります。
中古車保証を不要と感じる主な理由
- 保証料が車両価格に対して高く感じる
- 保証対象外の部品が多く、使いにくい印象がある
- 修理は知人の整備工場やディーラーに任せたい
- 短期で乗り換える予定があり、長期保証が不要
- 故障したら自費で直す前提で予備費を残したい
ただし、ここで大切なのは、保証不要という判断がすべての中古車に当てはまるわけではないことです。高年式でメーカー保証が残っている車、走行距離が少なく整備履歴が明確な車、購入後すぐ点検に出す予定がある車なら、販売店独自の有償保証を外す選択もありかなと思います。
逆に、10年落ち、10万km前後、輸入車、過去の整備履歴が薄い車、現状渡しに近い販売条件の車は注意が必要です。こうした車は故障したときの修理費が重くなりやすく、保証料を節約したつもりが、後から大きな出費になる可能性があります。

保証が意味ないと感じる例
中古車保証が意味ないと感じられる代表例は、保証の対象範囲が狭すぎるケースです。保証という言葉だけを見ると、購入後のトラブルを幅広くカバーしてくれそうに感じますが、実際には消耗品や油脂類、経年劣化による不具合は対象外になっていることが多いです。
たとえば、タイヤ、バッテリー、ブレーキパッド、ワイパーゴム、各種オイル、冷却水、ベルト類などは、ほとんどの保証で対象外または条件付きです。中古車で起こりやすい不具合の中には、こうした消耗部品の劣化が原因のものも多いため、保証に入っていても自費修理になることがあります。ここ、かなり勘違いしやすいポイントです。
また、保証期間が極端に短い場合も要注意です。納車後1ヶ月、走行1,000kmまでのような保証は、初期不良の最低限の確認には役立ちますが、実質的にはかなり限定的です。エンジン内部、ミッション、電装系、エアコンなどの不具合は、納車直後にすぐ出るとは限りません。少し走ってから症状が出ることも普通にあります。
意味が薄くなりやすい保証の例
- 保証期間が1ヶ月程度しかない
- 走行距離の上限が極端に短い
- 消耗品や電装系がほぼ対象外
- 修理上限額が低く高額故障に対応できない
- 販売店の指定工場でしか修理できない
- 遠方購入なのに持ち込み修理が条件になっている
遠方の中古車販売店で購入する場合も、保証の使いやすさを確認したいところです。保証修理は購入店への持ち込みが条件、とされている場合、旅行先や自宅近くで故障したときに対応しにくくなります。レッカー代、代車代、移動の手間まで考えると、保証があっても使いづらいですよね。
中古車保証は、加入するかどうかよりも、実際に故障したときに使える内容かどうかが重要です。保証書や契約書を見て、対象部品、対象外部品、修理上限額、免責金額、修理場所を確認しないまま加入するのは避けた方が安心です。

保証料が高すぎる仕組み
中古車の保証料が高すぎると感じる背景には、販売店ごとに料金設定が大きく違うことがあります。メーカー保証の継承や第三者保証のように、一定の基準が見えやすい保証もありますが、販売店独自保証は内容も価格もかなりバラつきがあります。
中古車販売では、車両本体価格を安く見せて集客し、商談時に保証、整備パック、コーティング、メンテナンスパックなどを追加して利益を確保する販売方法が問題視されてきました。もちろん、すべての販売店が悪いわけではありません。丁寧な整備や手厚い保証を適正価格で提供している店舗もあります。
ただ、保証内容に対して料金が明らかに高い場合は、慎重に見た方がいいです。たとえば、低年式・多走行車だから保証料が高くなるという考え方自体は理解できます。故障リスクが高い車ほど保証会社や販売店の負担も大きくなるためです。しかし、対象範囲が狭いのに高額、修理上限が低いのに高額、加入しないと売れないと言われる場合は別問題です。
| 確認項目 | 見るべきポイント | 注意したい例 |
|---|---|---|
| 保証料 | 車両価格に対して高すぎないか | 安い車に高額保証を追加 |
| 保証期間 | 半年以上あるか、延長可能か | 1ヶ月や1,000kmのみ |
| 対象部品 | エンジンやミッション以外も対象か | 消耗品だけでなく電装系も対象外 |
| 修理上限 | 累積上限や1回上限があるか | 高額修理に足りない上限額 |
| 修理場所 | 全国対応か店舗持ち込みのみか | 遠方購入なのに自社工場限定 |
また、2023年10月から中古車の販売価格表示は支払総額表示へ変わっています。自動車公正取引協議会では、支払総額の表示や、保証・整備の購入を強制するような不適切販売への対応が示されています。制度の細かな内容は変わる可能性があるため、自動車公正取引協議会の公式情報も確認しておくと安心です。
さらに、保証やコーティングなどを購入条件のように扱う販売方法は、独占禁止法上の抱き合わせ販売として問題になる可能性があります。実際に公正取引委員会が自動車販売に関する警告を行った例もあるため、保証を付けないと販売できないと言われた場合は、その場で焦って契約しない方がいいかなと思います。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
保証なしで買うリスク
保証なしで中古車を買う最大のリスクは、購入後の故障費用がすべて自己負担になりやすいことです。中古車は前オーナーの乗り方、保管環境、整備頻度、オイル交換の有無によって状態が大きく変わります。同じ年式、同じ走行距離、同じ車種でも、中身のコンディションはまったく違うことがあります。
特に怖いのは、エンジン、トランスミッション、エアコン、電装系、足回りの故障です。これらは修理費が高くなりやすく、数万円で済むこともあれば、数十万円単位になることもあります。輸入車や高級車の場合は、部品代や工賃がさらに高くなる傾向があるので注意が必要です。

高級車ガイドラボでも、輸入車や高級車の中古購入では故障費用をかなり重視しています。たとえば、輸入車の故障傾向を知りたい場合は、BMW3シリーズは壊れやすい?中古購入の注意点や、ベンツCクラスは壊れやすい?故障年式と修理費用を解説も参考になるかなと思います。車種は違っても、中古車選びで見るべきポイントはかなり共通しています。
| 故障箇所 | 一般的な費用目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| エンジン本体 | 数十万円以上 | 交換やオーバーホールで高額化しやすい |
| AT・CVT | 20万円〜50万円以上 | 車種により車両価格を超えることもある |
| エアコン | 5万円〜20万円程度 | コンプレッサー交換で高くなりやすい |
| 電装系 | 数万円〜十数万円程度 | 原因特定に診断費がかかる場合もある |
| 足回り | 数万円〜20万円程度 | ブッシュやサスペンション劣化に注意 |
上記はあくまで一般的な目安です。実際の修理費は車種、年式、部品の新品・中古・リビルトの違い、整備工場、地域によって変わります。だからこそ、保証なしで買うなら、購入価格だけでなく修理予備費まで含めて考えたいところです。
保証なし購入で特に注意したい車
- 10年落ち前後の低年式車
- 走行距離が8万kmから10万kmを超える車
- 整備記録簿が少ない車
- 修復歴や水没歴が疑われる車
- 輸入車や高級車の格安物件
- 現状渡しで販売されている車
保証なしで買ってみた結果、何も壊れなかったという体験談もあります。もちろん、そういう当たり個体もあります。ただし、それは中古車選びに慣れている人、整備工場とのつながりがある人、故障しても冷静に対応できる人だから成立しているケースも多いです。初めての中古車購入なら、成功談だけを見て判断しない方がいいですよ。
現状渡しと法的責任
中古車の現状渡しとは、基本的に今の車両状態のまま引き渡す販売方法です。納車前の整備を最小限にして価格を下げているケースもあれば、販売店側が故障リスクを負いたくないために保証なしで販売しているケースもあります。
現状渡しだからといって、必ず悪い車というわけではありません。整備前提で安く買いたい人、自分で直せる人、部品取りや趣味車として買う人には向いていることもあります。ただし、一般的な移動手段として安心して乗りたい人には、ハードルが高い買い方です。
法律上は、保証なしや現状渡しでも、契約内容に適合しない重大な不具合があった場合に、販売店へ対応を求められる可能性があります。いわゆる契約不適合責任の話です。ただし、実際に争点になりやすいのは、その不具合が購入時点から存在していたのか、それとも購入後の通常使用や経年劣化で発生したのかという点です。
ここが難しいところです。車は使えば劣化します。特に中古車は、すでに何年も使われている商品です。納車後に故障したとしても、それが販売店の責任なのか、単なる寿命なのかを買主側が証明するのは簡単ではありません。整備士の診断、契約書、整備記録、販売時の説明内容などが重要になります。
現状渡しで確認したい書類
- 売買契約書
- 保証書または保証なしの記載
- 重要事項説明書
- 整備記録簿
- 修復歴や走行距離の表示
- 納車前点検の内容
また、自動車購入は一般的にクーリングオフの対象になりにくいため、契約後に「やっぱりやめたい」と思っても簡単には解除できません。中古車は契約前の確認が本当に大事です。少しでも不安があるなら、その場でサインせず、契約書を持ち帰って確認するくらいでちょうどいいと思います。
トラブルになった場合は、販売店とやり取りした記録、契約書、見積書、写真、整備工場の診断内容を整理し、消費生活センターや自動車公正取引協議会などに相談する選択肢があります。法律判断が絡む場合もあるため、最終的な判断は専門家にご相談ください。
修理費用が高額になる故障
中古車保証の必要性を考えるうえで、修理費用の大きさは避けて通れません。保証料が5万円、10万円と聞くと高く感じますが、エンジンやミッションの修理費はその金額を一気に超えることがあります。
特に現代の車は、電子制御やセンサー類が多く、昔の車のように一部だけを安く直すのが難しいケースもあります。部品がアッセンブリー交換になると、故障している小さな部品だけでなく、関連ユニットごと交換になることもあります。これが修理費を押し上げる理由です。
高額になりやすい代表的な故障
- エンジンの圧縮不良やオイル消費
- ATやCVTの変速不良
- ターボチャージャーの故障
- エアコンコンプレッサーの故障
- ハイブリッド関連部品の不具合
- 電子制御ユニットやセンサー故障
- サスペンションや足回りの劣化
安い中古車で怖いのは、車両価格と修理費のバランスが崩れることです。たとえば、購入価格が40万円の車に30万円の修理が必要になった場合、直すか乗り換えるかでかなり悩みます。さらに、修理しても別の箇所が続けて壊れる可能性もあります。これが中古車の難しさです。
輸入車や高級車では、見た目がきれいでも維持費が重くなることがあります。レクサスのような国産高級車でも、一般的な大衆車より部品代やタイヤ代が高くなるケースがあります。中古の高級車を検討している場合は、レクサスNXで後悔する理由と失敗しない購入前の選び方のように、購入後の維持費や保証面まで含めて考えるのがおすすめです。
保証を外すなら修理予備費が必要
保証なしで買うなら、購入直後に使い切るのではなく、最低でも数十万円単位の修理予備費を残しておきたいところです。車種によって必要額は変わりますが、ギリギリの予算で無保証車を買うのはかなり危険かなと思います。
もちろん、保証に入ればすべて解決というわけではありません。保証対象外の故障、免責金額、修理上限、経年劣化扱いなどで自己負担になることもあります。だからこそ、保証に入るかどうかは、金額だけでなく「どの故障まで守れるか」で判断したいですね。
中古車の保証がいらない場合の判断
ここからは、中古車の保証がいらないと判断できるケースや、保証を断る前に確認すべきポイントを整理します。保証は付けるか外すかの二択ではなく、メーカー保証継承、認定中古車保証、第三者保証、販売店保証、自費修理前提など、いくつかの選択肢があります。
大切なのは、販売店の言葉だけで決めず、車の状態、保証内容、法的なリスク、自分の修理対応力をセットで考えることです。ここを押さえると、無駄な保証料を避けながら、必要な安心は残せます。
メーカー保証継承の確認
中古車保証を考えるとき、最初に確認したいのがメーカー保証継承です。これは、新車時に付いていたメーカー保証の残り期間を、中古車の新しい所有者へ引き継ぐ手続きです。
一般的に、新車には一定期間の一般保証や特別保証が付いています。たとえば、電装品や足回りなどを対象とする一般保証、エンジンや重要機構を対象とする特別保証というように、保証の種類が分かれていることがあります。中古車でも、初度登録からの年数や走行距離が条件内であれば、正規ディーラーで点検を受けて保証を継承できる場合があります。
このメーカー保証継承は、費用対効果がかなり高い選択肢になることがあります。販売店独自の有償保証に入らなくても、正規ディーラー網で対応を受けられる可能性があるからです。特に高年式車を買う場合は、販売店の保証を検討する前に、まずメーカー保証が残っているかを確認した方がいいですよ。

メーカー保証継承で確認すること
- 初度登録年月
- 現在の走行距離
- 保証書やメンテナンスノートの有無
- 保証継承点検の費用
- 改造や社外部品による保証対象外の有無
- 正規ディーラーで継承可能か
注意点として、メーカー保証継承の条件や費用はメーカー、車種、年式、販売地域によって変わる可能性があります。点検費用も一定ではありません。そのため、購入前に販売店へ確認するだけでなく、できれば正規ディーラーにも直接問い合わせるのがおすすめです。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
もし販売店から「中古車ではメーカー保証を引き継げない」と言われた場合でも、すぐに鵜呑みにしない方がいいです。車両条件を満たしていれば継承できるケースもあります。高額な販売店保証を勧められたときほど、メーカー保証継承の可否を自分で確認しておくと安心です。
第三者保証の料金相場
メーカー保証が切れている中古車では、第三者保証を検討する方法もあります。代表的なのは、中古車情報サイトや保証会社が提供するアフター保証です。販売店独自保証よりも対象項目や料金体系が見えやすい場合があり、保証料の妥当性を判断する材料になります。
第三者保証のメリットは、販売店だけに依存しにくいことです。中小の販売店で購入する場合、販売店独自保証だと、その店舗が対応できる範囲に限られることがあります。一方で、全国対応の保証であれば、提携工場やロードサービスを利用できる場合があり、遠方購入でも安心感が出やすいです。
ただし、第三者保証にも条件があります。年式、走行距離、修復歴、車種、輸入車か国産車かによって加入条件や料金が変わります。保証期間が長くなるほど料金は上がりやすく、低年式や多走行の車ほど高額になりやすいです。
| 比較項目 | 見るべき内容 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 加入条件 | 年式・走行距離・修復歴の扱い | 自分の車が対象か確認 |
| 保証項目 | エンジン・ミッション・電装系 | 高額部品が含まれるか |
| 料金 | 期間別・車種別の価格 | 販売店保証との比較材料にする |
| 上限額 | 1回または累積の修理上限 | 高額修理に足りるか確認 |
| 修理体制 | 全国対応・提携工場・ロードサービス | 遠方でも使えるか確認 |
第三者保証を使うかどうかは、車両の状態と保証料のバランス次第です。たとえば、保証料が数万円で主要部品を広くカバーできるなら、安心料として検討する価値があります。一方で、保証料が高いのに対象範囲が狭い場合は、修理予備費として手元に残す方が合理的なこともあります。
保証料の金額は時期やサービス内容で変わる可能性があります。公式の料金表や販売店の保証規約を確認し、加入前に書面で残すことが大切です。口頭説明だけで決めるのは避けましょう。
認定中古車保証との違い
認定中古車保証は、メーカー系列ディーラーなどが一定の基準を満たした中古車に付ける保証です。一般的な中古車より価格は高くなりやすいですが、その分、点検基準や保証内容、アフターサポートが整っていることが多いです。
中古車初心者や、購入後のトラブルをなるべく避けたい人には、認定中古車はかなり安心感があります。特に高級車や輸入車を買う場合、安さだけで一般中古車を選ぶより、認定中古車の保証込み価格で比較した方が結果的に安く済むこともあります。
認定中古車保証と販売店独自保証の違いは、保証の信頼性と対応網です。認定中古車の場合、メーカー系列の整備体制を使えることが多く、点検項目や保証内容が比較的明確です。一方、販売店独自保証は店舗によって内容が大きく変わります。
| 保証の種類 | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| メーカー保証継承 | 新車保証の残りを引き継ぐ | 高年式車を買う人 |
| 認定中古車保証 | メーカー系列の保証や点検付き | 安心重視の人 |
| 第三者保証 | 保証会社の規定に沿って対応 | 一般販売店で買う人 |
| 販売店独自保証 | 店舗ごとに内容が異なる | 近隣店でサポートを受ける人 |
| 保証なし | 故障時は基本的に自己負担 | 整備知識や予備費がある人 |
ただし、認定中古車でもすべてが完全に安心というわけではありません。消耗品は対象外になることが多く、保証期間や延長条件もブランドによって異なります。また、認定中古車だから価格が高いのは当然として、その上乗せ額が自分にとって納得できるかも重要です。
私としては、車に詳しくない人、遠方の販売店とトラブル対応するのが不安な人、輸入車や高級車を初めて買う人は、認定中古車保証をかなり前向きに検討していいと思います。逆に、車に詳しくて整備先も決まっている人なら、認定中古車にこだわらず、個体状態と価格で選ぶのもありです。
保証を断る時の伝え方
中古車保証を断るときは、感情的に否定するより、理由をはっきり伝える方がスムーズです。営業担当者も仕事なので、保証のメリットを説明してきます。そこで曖昧に「考えます」と言うと、何度も提案されることがあります。
おすすめなのは、すでに整備先が決まっていること、メーカー保証継承を利用すること、予算上の上限があることを明確に伝える方法です。相手が納得しやすい理由を出すと、強引な追加提案を避けやすくなります。
保証を断るときの言い方例
- 今後の整備は付き合いのある工場にお願いする予定です
- メーカー保証継承を確認してから判断します
- 保証内容を書面で確認したうえで、今回は外します
- 総額予算を超えるため、有償保証は付けません
- 保証が必須条件であれば、今回は購入を見送ります
特に大事なのは、保証が購入条件のように言われたときです。支払総額表示のルールでは、販売条件として付帯される保証や整備費用は表示価格との関係が重要になります。また、不要なオプションを事実上強制する販売方法は問題になる可能性があります。
もちろん、販売店側にも保証を勧める理由はあります。購入後のトラブルを減らしたい、安心して乗ってほしい、というまともな理由で提案している店舗も多いです。なので、最初から敵対的になる必要はありません。ただし、保証内容を説明できない、書面を出さない、外せない理由が曖昧という場合は注意した方がいいです。
もし営業圧が強くて不安になった場合は、その場で契約しないのが一番です。「一度持ち帰って確認します」と伝えて、契約書、保証規約、見積書を確認しましょう。中古車は一点物なので焦りやすいですが、焦って契約すると後悔しやすいです。
購入前に見る点検記録簿
中古車の保証をいらないと判断するなら、点検記録簿の確認はかなり重要です。点検記録簿には、過去にどんな整備を受けてきたか、オイル交換や法定点検が行われていたか、部品交換の履歴があるかが残っています。
中古車は見た目だけでは状態が分かりません。ボディがピカピカでも、オイル管理が悪ければエンジン内部に負担がかかっている可能性があります。逆に、多少の小傷があっても、整備記録がしっかり残っている車は安心材料になります。
点検記録簿で見るポイント
- 定期点検を継続して受けているか
- オイル交換の履歴が残っているか
- タイミングベルトやウォーターポンプの交換歴
- ブレーキや足回りの整備履歴
- ディーラー整備か一般工場整備か
- 前回車検時の指摘事項
特に10万km前後の車では、タイミングベルト、ウォーターポンプ、ブレーキ、サスペンション、バッテリー、タイヤ、エアコンなどの状態を見たいところです。交換時期が近い部品が多い車は、購入直後に整備費が重なります。保証なしで買うなら、この整備費まで含めた総額で判断する必要があります。
また、修復歴の有無も必ず確認しましょう。修復歴車がすべてダメというわけではありませんが、骨格部分に修理歴がある車は走行性能や査定額に影響する可能性があります。販売店には修復歴の表示義務がありますが、気になる場合は第三者鑑定付きの車や、ディーラー系中古車を選ぶと安心です。
試乗できる場合は、エンジン始動時の音、加速時の違和感、変速ショック、ブレーキの効き、ハンドルのブレ、異音、エアコンの効き、警告灯の点灯を確認します。車に詳しくない場合は、詳しい人に同行してもらうか、購入前点検を依頼するのもありです。
中古車の保証はいらないか総括
中古車の保証はいらないかどうかは、車の状態とあなたの対応力によって変わります。保証料だけを見ると高く感じますが、故障時の修理費が数十万円になる可能性を考えると、すべての人にとって不要とは言えません。
私の考えとしては、保証を完全に否定するより、不要な保証を外し、必要な保証だけ残すのが一番バランスのよい判断かなと思います。特に高年式車ならメーカー保証継承を確認し、低年式や多走行車なら第三者保証や認定中古車保証も含めて比較する。これが現実的です。
中古車保証の判断基準
- 高年式車ならメーカー保証継承を最優先で確認する
- 認定中古車は価格だけでなく保証込みで比較する
- 販売店保証は対象部品と修理上限を必ず確認する
- 保証なしなら修理予備費を残しておく
- 現状渡しは整備知識がない人には慎重に考える
- 保証の強制や説明不足がある店では契約を急がない
中古車の保証がいらないと言えるのは、整備記録が明確で、購入前点検もできて、故障時の修理費を支払える余裕があり、信頼できる整備先がある場合です。逆に、初めて中古車を買う人、車に詳しくない人、予算ギリギリで買う人、輸入車や高級車を狙う人は、保証なしの判断はかなり慎重にした方がいいです。
保証料が高すぎると感じたら、すぐに断るのではなく、保証内容、料金、対象部品、修理上限、メーカー保証継承の可否、認定中古車との価格差を比較しましょう。そのうえで納得できない保証なら外す。これで十分です。
中古車選びで一番避けたいのは、安く買ったつもりが、購入後の故障で総額が高くなることです。保証は安心を買うものですが、内容が薄ければ意味がありません。あなたの使い方、車の状態、予算、整備環境に合わせて、冷静に判断していきましょう。
なお、保証制度、契約条件、支払総額表示、法律上の取り扱いは変更される可能性があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、契約不適合責任や販売店とのトラブルなど法律判断が関わる場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。
